曲話§正直者が馬鹿を見る

いつから日本がこうなったというのはわからない。気がついたらそう
なっていたのだった。

最初に起きたのは“証券会社の損失補填”だったかも知れない。その
後さまざまな分野に事は及んで、それは耐震偽装であったり、農作物
の原産地改竄だったりする。

公私の別などない。

そして今度は教育の現場で“必修飛ばし”が起きた。その一方では、
きちんと必修を履修している生徒が多くいるはずである。そうなった
理由曰く「週休二日になったから」とか言われていたりするが、要す
るに“バレなければそれでいいじゃん”と上から下まで確信犯として
の行動なのである。

かつての受験戦争を曲がりなりにも潜り抜けてきた記憶からすると、
けっこう呑気かつ気楽に高校生活を送っていたようである。もちろん
中にはガチンコで勉強をしていた人間だって少なからずいた。だが、
それを学校内で見せたりするようなことはなくて、ひたすら自宅とか
そういった外部での奮闘のようなものだったはずである。

現実とは合致しなくとも、高校での教科については受験が主目的でな
いということの認識はあった。授業で受験科目を受けていても、それ
をもって受験とリンクさせていたような記憶はなく、受験に関しては
生徒の個々が対応するだけのことだってと記憶しているが、今時の高
校では、もっと木目細かく対応したりということなのだろうか。

“自分だけはそうなるまい”と考えていても、何かの拍子に間違った
方向に向かっていて気づかないということもあるのだろう。自分が気
づかなければ誰かに指摘してもらわなくてはならないのだが……。

【ひだまりのお話の原点】

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