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zoom RSS 敬話§“にし”と“われ”…“Sie”と“Du”

<<   作成日時 : 2006/12/26 12:26   >>

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尾瀬の福島県側の檜枝岐村はまた“平家落人の里”といういわれがあ
る。村民の姓も3つ……平野姓は平家、星姓は藤原氏、橘姓は楠正成
の末裔“らしい”という具合で、風習にも何やら古の京都を彷彿とさ
せるものを見た。

それは30年も前、足繁く尾瀬に通っていた時にこれまた頻繁に檜枝岐
の言葉を聞くことになった。

アクセントの中には、いわゆる東北弁なものはあまり感じられず、村
民が日常使う語彙には京都の公家言葉があったりするというが、確か
にそういうものがあることはある。いちいち覚えているわけではない
ので、ここに展開できないのがいささかもどかしい。

これだけははっきりと覚えているという言葉に、目上の人の呼称であ
る“にし”と、同年齢とそれ以下に対して発する“われ”という言葉
があり、それぞれ厳密に使われていたと記憶している。日本語全体で
も、二人称の使い分けは別段珍しいわけでもないが、この2種類だけ
を使っているという様子にはむしろ新鮮なものを感じたのだった。

“われ”は、今でも特に関西方面で珍しくなく使われていて我々にも
なじみぶかいものがある。一方の“にし”は“お主(ぬし)”が転化し
たものだと想像できるが、さて似たような用例はどこかにあるだろう
か。

というわけで、後にドイツ語のほんの端っこばかりを知った時に、こ
の“にし”と“われ”にドイツ語の“Sie”と“Du”が呼応している
のではないかと思い至って、想像の拡がったことがある。

【去年の今日】暮話§今年はこれで失礼します

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