走話§第83回箱根駅伝始末之記~山の神様~

今年の箱根駅伝は優勝候補不在のような状態で、どこが抜け出すかと
思ったら、東海大学が往路を引っ張っていった。

前年優勝の亜細亜大学は往路で早々と脱落し、シード獲得争いをする
始末であった。健闘したのは早稲田で久々のシード権を獲得。前年復
路優勝の法政はシード落ちという波乱に富んだレースだった。

今回の最優秀選手を一人あげるなら、5区山登りを走って首位に躍り
出た順天堂大学の今井正人を迷うことなく選ぶ。

今井が4分差で襷を受け継いだということは、相手は既に1km以上先
を走っているということになる。それが小涌園で彼の前には東海大学
しかいなくなり、芦之湯までにはそれも抜き去ってしまったのである
から、彼こそ“山の神様”である。

テレビでは彼を称してしきりに“ヤマノカミ!”と連呼していたが、
野暮を言えばそれじゃあ“奥方”だろう。それはともかく、今井が首
位に立って作った差を縮ませることなく大手町まで襷をつないで久々
の優勝をもたらしたのだった。

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