誘話§ツール・ド・フランスの黄昏

レースが始まる前に選手達がドーピングに関する誓約書を提出したと
いう話を聞いたが、その効果もなく違反者がでている。

レース中継をやめるテレビ局も出てきた。

ツールのドーピング・チェックの甘さとか対応の遅さがすべての元凶
であるのは間違いなく、1998年にリシャール・ビランクと彼の所属チ
ーム全員がドーピング疑惑でレースを放棄した時に、より強力な手立
てを打つべきであったのにツール主催者は有効な手立てを講じること
ができなかった。

もし10年前の時点で、ドーピングに関してきちんと厳しい精査を行い
先々のための処置を断行していたら、ひょっとしてパンターニも自殺
することはなかっただろうし、いまだにささやかれているアームスト
ロングの疑惑も生まれなかったと思われる。

仮に、アームストロングが俎上に上ることがあるとしたら、その時は
ツールの存続もまた俎上に上ることになるだろう。

……誰もそのことは口にできないのだ。

【ひだまりのお話の原点】

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