殖話§ひときわの蝉時雨の下

先週の土日、近場での買い物以外は自宅に籠っていた。居間のエアコ
ンを強めにして冷気が廊下を伝わって北側の部屋まで流れるようにし
た。冷気もほどほどになるのである。

なのでサッシ窓は閉めているが、風呂場の窓は換気のために開けてい
る。そこから凄まじい音量で蝉時雨が聞こえてくるのだ。

どうやら我が家の周囲は蝉の大発生の年に当たったようで、地面を観
察すると幼虫が地表に出てきた穴が無数にあり、当然蝉の抜け殻もあ
ちこちの幹にくっついている。

凄まじい音量と書いたが、本当に半端ではなく、樹木の多い遊歩道を
歩くと他の音は何も聞こえず、夥しい数の油蝉が力の限り鳴いている
ようだった。短期決戦で子孫を残す作業をせねばならないのだから、
オスとしては必死に鳴いてメスを誘うのだろう。

【去年の今日】即話§世界バレエフェスティバルAプロ…第二部

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック