馬話§論外にして“超”大嫌いなこと[上]

我が家から歩いて30分ほどのところに、有名パティシエが経営する鄙
には稀な洋菓子の店“G”がある。

開店して12年とちょっと。最初は小さな店だったのだが、評判が評判
を呼んで、数年前には店も拡張して順風満帆の営業をしていたのだ。
ところが、この間すぐ前を通りかかったら何やら貼り紙がしてあって
“当分は、支店での営業のみ……”というお断りと、求人の貼り紙ら
しきものも貼られていた。

我々もしばしばこの店のケーキ類を買い求めることがあったのだが、
一点非常に気になるというか“嫌”なことがあって、この一年ほどは
何となく敬遠していたのである。それは何かというと……


店主の怒声


……なのだ。本店のショーケースの場所からケーキを作る作業場が見
えるようになっているのはいいのだが、ケーキを買いに行くたびに、
店主の「バカヤロー!」の類が店まで響いてくるのである。もちろん
その場で注意するべきこともあるだろうが、そういう時に買い物に来
た客が不快になるような怒声を発することなど論外であるということ
に有名パティシエである彼は気づいていなかったのだろう。

かくして、というか噂ではあるが店員が大量に辞めてしまったらしく
商品を並べることがままならなくなったらしいのだ。
                            [続く]

★ヴォルテールの言葉★

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