謝話§・・・若者に席を譲られる

あれは……夏の頃、7月だったか。土曜日の午後、新宿に買い物に出
かけ、軽く呑みながら夕食を済ませて帰宅の電車に乗った。

出発時間も近づいていたので、座席はほぼ埋まっていた。何とか同居
人だけの席を見つけ、前に立った。快速電車だし、まあいつものよう
にいずれ席は空くだろうと思っていたのだ。

ところがというか、実に意外なことがその直後に起きた。同居人の左
側に座っていた茶髪の青年が立ち上がり席を譲ろうとしたのである。

これはさすがに驚いた。自分自身の風体を客観的に鑑みても、七十代
はもちろんのこと、六十代に見えることもおよそ考えられない……と
思っているわけである。それに足元が不如意だとか、いたずらに疲れ
果てていたというわけでもないのだ。

突然の申し出に戸惑いつつ、丁重にお断り申し上げたのであるが、そ
の若者がいかなることを考えていたのか、その思考経路を知りたいも
のだと思った。もちろん彼に悪気とかそういうものなどは一切なく、
年長者の夫婦を並んで座らせてあげようと“単純に”思ったのだけな
は間違いないところ。

そりゃあ、白髪の多少はあるものの、まだまだというか、むしろ相変
わらず“席を譲る”気力満々というほうであるがゆえの戸惑いだった
ような気がする。

彼は20分ほど乗っていて降りていった。降り際に再び感謝の言葉をか
けたのは言うまでもない

【去年の今日】自話§尾瀬を歩く~大清水から尾瀬沼~

この記事へのコメント

2008年10月15日 15:25
来たのですよ,その日が。
素直に受け入れましょう。(笑)
2008年10月15日 15:35
そう書いてくる人が絶対いるだろう
と思っていましたので答えも一言。

絶対にいやですwww

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