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zoom RSS 愉話§コシ・ファン・トゥッテ〜ムーティ〜

<<   作成日時 : 2008/10/30 12:01   >>

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土曜日のウィーン国立歌劇場日本公演『コシ・ファン・トゥッテ』
行ってきた。バイロイトで『パルジファル』を観て、その次のオペラ
がムーティ指揮のウィーン国立歌劇場というぜいたく……。

フィオルディリージ:バルバラ・フリットリ
ドラベッラ:アンゲリカ・キルヒシュラーガー
グリエルモ:イルデブランド・ダルカンジェロ
フェランド:ミヒャエル・シャーデ
デスピーナ:ラウラ・タトゥレスク
ドン・アルフォンソ:ナターレ・デ・カローリス

まずもって、序曲からフィナーレまで、やっぱりウィーンフィルのう
まさだなあと大舟に乗った楽ちんな気分で聴いたのである。なのだが
やっぱり『コシ・ファン・トゥッテ』は長い長い。

もちろんというか歌手のアンサンブルも良好ではあったが、個々の歌
手に関しては強い個性が感じられるということはなく、だから期待し
たフリットリも――調子が悪かったような気はする――以前聴いた時
のような主張が見出せなかった。キルヒシュラーガーはリーダーアー
ベントを聴いた
時もそうだが、すっきりと上手に歌いはするが聴き終
わって“ああ、キルヒシュラーガーを聴いた”という感慨を持ったこ
とがない。そんな二人の姉妹に比べれば、儲け役であるデスピーナで
はあるが、タトゥレスクのほうがよほど声も出ていたようである。

男声では、カローリスは期待はずれ。ダルカンジェロはシャーデと比
べて声量がないように思ったのだが気のせいだろうか。つい先月だが
リーダーアーベント――後述――を聴いたミヒャエル・シャーデだが
当分オペラに専念するほうが吉だろう。というかオペラとリートでは
雲泥の違いがあった。

『コシ』の筋立て自体あまり後味がいいとはいえず、今回のシリアス
な幕切れも“ムーティ好み”なのかも知れないが、あれではちょいと
ばかり“行儀が良過ぎる”ではないか。結局のところ、ムーティとい
う個性の支配下ですべてが進行したオペラだったということである。
ゆえにというか、歌手も“単なるアンサンブルの一員”に過ぎず、何
か少しでも突出したり、遊びのようなものがあったり、という実演の
スリルらしきものが感じられなかったことに不満が残る。

だから結局のところ、記憶に残っているのは“ウィーンフィルのモー
ツァルト”だけだったりするのだ。だからあまり“愉話”というわけ
にはいかなかったのだ。わがままでぜいたくな話である。

今回は『コシ』の一本だけの選択だった。他の2演目についてだが、
高いチケット代を払ってわざわざ聴きに行こうという積極的な理由が
見出せなかった。

付記:一公演しか行かなかったのでプログラムを買おうかどうか迷っ
たが“3000円”という値付けに、迷わずスルーした。高過ぎ!


憬話§我々の“バイロイト音楽祭”2008.08

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