函話§省エネ郵便番号

昔々の深夜番組華やかなりし頃のこと、リスナーが御贔屓の番組に出
す手紙の宛名をどれだけ省略しても届くかなどという他愛のない競争
があった。

それこそ番組名だけでも届いたなどという“赫々たる”成果が報告さ
れていたのである。

ところで、日本の郵便番号制度が開始されて去年がちょうど40年とい
う節目の年にあたっていた。ついでに現在の7桁になったのが1998年
なので、これまた去年で10年が経っていたのだ。

郵便番号が7桁になって大きく変わったのは何かといえば、企業やら
ビルなどに固有の郵便番号が付けられたということである。だから、
極端に言うならば郵便番号さえ書いておいて、あとは担当部署と担当
者名を書いても届くということなのであるぞよ。つまり……


〒100-0005
東京都千代田区丸の内2丁目7-2

東京中央郵便局集配係

配達太郎様


と、従来ならばここまで書くべきところを固有の郵便番号を書き……


〒100-8994

集配係

配達太郎様


という宛名面でも届くということなのである。ところがというか、律
儀なる我々は、習い性のおかげで住所を――都道府県名までも!――
全部書いてしまうのである。だからいつまで経っても……

〒101-0051
東京都千代田区神田神保町●-▲


と書いてしまうのだが、それこそ……

〒101-0051

●-▲


だって“間違いなく”届くのであるのに。

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