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zoom RSS 膝話§二人旅一回目[22]山路芳久再見(下)

<<   作成日時 : 2009/04/08 08:00   >>

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[承前]

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終演後、この旅行の間にせっかく2回も山路氏の歌声を聴いたのだか
らと、楽屋口で待ち構えてプログラムにサインを書いてもらった。そ
れで二言三言他愛のない会話をしていたら“どうですか、この後日本
料理屋で食事をするのですがご一緒に”と思わぬ誘いを受けた。

今だったら、賑やかしだなどと嘯いて図々しくお付き合いするのだが
突然の言葉に驚いたことと、まだまだ“引っ込み思案”な性質だった
りもして“いえいえそのような・・・もったいない・・・”とかモニ
ョモニョ言ってお断りしてしまったのである。

思えばもったいないことをしたものだと考えないこともない。彼のよ
うに各地を飛び歩いて舞台に立っていると、我々のような見ず知らず
の日本人でも気まぐれに誘って、他愛のない話で1時間2時間過ごす
というのもまた彼にとっての気晴らしになったのかもしれないのだ。

結局、山路氏の実演に接したのはこの時の2回だけだった。その後も
順調に舞台活動を続けていたのだが、1988年の12月に心筋梗塞で還ら
ぬ人となってしまった。享年三十八。惜しんでもあまりある早世だと
しか言いようがない。

我が家には1980年代半ばのウィーン国立歌劇場の『アンドレア・シェ
ニエ』の新演出上演のビデオが残っていて、ドミンゴやカップッチル
リなどと舞台に立っている彼の姿を見ることができる。
                            [続く]

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
それこそ、一期一会でしたね。
本当に気さくな方でした。
【篠の風】
URL
2009/04/08 15:56
あの時から27年という月日が流れてしまいましたが、山路さんの容姿といったものの記憶はその時のままです。
HIDAMARI
2009/04/08 16:34

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