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zoom RSS 拜話§バイロイト初詣[22]ローエングリン

<<   作成日時 : 2009/07/22 07:43   >>

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[承前]

気がつけば最終日、明ければミュンヘン経由でヴェローナに飛ぶのだ
が、ドイツマルクの残りが頼りなくなってきていた。この日か前日か
銀行に行って日本円をマルクに両替してきた。この時はトラベルチェ
ックと現金を持ってきたが、TCは役に立つ場面が少なくて、この年
以降は使わなくなった。

という記憶の後に最終日の『ローエングリン』がやってくる。

ウェルナー・ヘルツォーク演出、ヘニング・フォン・ギールケ美術に
よる幻想的な美しい舞台にすっかり眼を奪われてしまったが、タイト
ルロールを歌ったポール・フライのヘタれぶりを忘れているわけでは
ない。

この日は初めて1階桟敷席(確か2列目)に座ったが“ふかふか”の椅
子の座り心地に驚いたのと、あまり音が届いてくれない位置だったと
いう記憶がある。

特筆して美しかったのは第三幕。北ヨーロッパの凍てついた光景の上
空に寒々とした月が浮かんでいる。ここまで徹底していれば見事なも
のだと嘆息した。それに加えてローエングリンが登場する時のレーザ
ー遣いの巧みさ……。

色々と言う向きも多いが、こういう水準の舞台を見せてくれれば言う
ことはない。様々な意味でバイロイト音楽祭を堪能させてもらった。

それで、バイロイト詣をこの時だけにするという思いは消えていた。
バイロイト音楽祭が特別だとかそういうような発想は既になく、いか
にして再訪できるかという、そのことが頭の中で大きな比率を占める
ようになっていたのだ。
                            [続く]

憬話§我々の“バイロイト音楽祭”2008.08

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