悼話§ヒルデガルト・ベーレンスさん(歌手)

草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルに参加するために来
日した直後に動脈りゅう破裂で死去したとのこと。あるいはロングフ
ライト症候群ということだったのか。

彼女を聴いたのは1987年のミュンヘン。オペラフェスティバルで新演
出上演された『サロメ』の舞台である。その時の印象としては、やや
粗めな声質だと感じた。あるいは初日ということで“りきみ”のよう
なものがあったのかもしれない。ただしクライマックスといえる……

ヨカナーンの首を!

……一声の迫力は凄まじかった。

その後1991年に初来日して開いたオペラアリア・コンサートに行った
のだが、風邪を引いての悪コンディションに彼女の本領が発揮されな
かったのはかえすがえすも残念なことだった。

ミュンヘンあるいはバイロイトで、彼女がブリュンヒルデやイゾルデ
を歌ったその場にいてみたかったと思うのだ。

追記:ベーレンスの逝去から一週間ほどで、オーストリアのスキーヤ
ーだったトニ・ザイラーが逝去した。彼女と一歳違いなのだ。


【去年の今ごろ】憬話§このたびの旅[20]ワルキューレ<Ⅱ>

この記事へのコメント

2009年08月22日 08:36
こんにちは。minaminaと申します。
TB、ありがとうございました!

ベーレンスを生で、ミュンヘンで、それも「サロメ」なんて・・・ずるいです(笑)。
私にワーグナーの魅力を教えてくれた要因の一つとして、彼女のイゾルデとブリュンヒルデがあると思います。くっと伸びる高音、美しい声。本当に惜しい歌手を亡くしました。
僭越ながら私の方の記事、TBさせていただきます。
HIDAMARI
2009年08月22日 09:44
こんにちは。

ミュンヘンの『サロメ』が22年前ですから、時間の経過の早いこと。ベーレンスが70歳を越えていたことに気づきませんでした。
2009年08月22日 16:35
はじめまして。
TBをありがとうございました。

ベーレンスは生で聴く事は、結局一度もありませんでした。
ミュンヘンでの「サロメ」とは・・・、ため息が出てしまいます。
改めて、彼女のご冥福をお祈りいたします。
HIDAMARI
2009年08月22日 16:53
コメントをありがとうございます。

少しだけ長く聴いているようなものですから、少しだけ得をしているようで、彼女の舞台姿に接することができたのは幸運なことでした。

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  • なんという・・・

    Excerpt: 訃報・・・。 Weblog: minamina日記 racked: 2009-08-22 08:31
  • 安らかにお休みください

    Excerpt: GRDII 1970年代後半にカラヤンに見出され、リヒャルト・シュトラウスやワー Weblog: Viva! Ciclismo! racked: 2009-08-22 16:31