省話§裁判員制度が始まって

求刑に対して判決における量刑の割引が明らかに少なくなっている。
3例ごときで先々の傾向が読めるわけではないが、このあたりの感覚
が一般市民の思っていることだろうと素直に考える。

裁判官だけで刑の判断をしていた時は、いかにも様々な要素を数値化
して最終的に何割かを差し引くような判決を下しているように思われ
た。それが裁判員が加わることによって、一般市民感覚のようなもの
が加味され、その結果が求刑通りの判決として反映されているように
思うのである。

それは法律の範囲で考えていた裁判官よりも、事例をより身近なもの
として裁判員が受け留めているからではないだろうか。

先日の公判では、初めて執行猶予付きの判決が出されたりしている。

まだまだ不備が生じてくることも少なくはないだろうし、不安のほう
が優っているという状況だろうが、こうやってスタートした以上は、
我々も腹を括って裁判員制度がよりよい方向に進んでいくよう積極的
な発想を持たなくてはならないと思うのだ。

“市民が参画する”という形が、さまざまなところで国の運営に反映
されるという新しい時代を模索していかなくてはならない。

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