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zoom RSS 懐話§昭和三十年代〜町内の駄菓子屋〜

<<   作成日時 : 2010/03/10 07:27   >>

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[承前]

思い起こしても、たいした品揃えをしていたなどとは考えられない。
その程度でも商いができたのが、やはり町内の駄菓子屋である。

お菓子はもちろんだが、駄菓子屋を駄菓子屋たらしめている大きな要
素に“当て物”とか“くじ”の存在がある。

その手は何種類か用意されていて、一抱えほどの箱の表が小さな区画
に分けられて、中が見えないようになっている。お金を払って適当に
区画を選んで開けると、はずれは小粒小豆の甘納豆で当たりはお多福
豆の甘納豆とか、中身は店によって異なるのだ。

最も不思議な存在に、通称“当て袋”というものがある。店の天井か
ら紙袋の束がぶら下がっているのだが、その中身はというとその当時
漫画月刊誌の付録の紙工作模型などが入っていた。

いったい、どういう経路でそんな付録が出回るものか……たぶん余っ
たりした付録の引き取りルートみないなものがあって、それが巡り巡
って駄菓子屋に卸している問屋に行き着くようなのだ。それで問屋が
適当に袋に詰めて、一回10円の“当て袋”に化けるという仕掛けか。

それで当て袋でけっこういい紙模型が当たっり、いざ家で作ろうと思
ったら、作り方が雑誌本体にあるなどということがしょっちゅうあっ
て、それで気がついたら当て袋自体が消滅していたのだ。

駄菓子屋の奥には小さなスペースがあって、夏はかき氷、冬は鉄板を
置いて小麦粉を水で溶いて醤油で味付けしただけの“もんじ焼き”を
出していた。今のもんじゃ焼きの原型なのだろう。
                            [続く]

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