街話§J街通信[68]さゝまの道明寺桜餅

先週の桜が咲き始めたタイミングで、久々に“さゝま”に行った。

買ったのは相変わらずで時季の道明寺の桜餅と若草だんごの2種類。
この店の道明寺は、本当にほんのりと桜の色が薄くついていて、こう
いうのが日本人の感性なんだなと思わせられる。

そんな桜餅の横に少しばかり素朴な草餅が、一口大のだんご状態で、
3個串に刺さっているのが並んでいる。ヨモギの濃い緑と、道明寺の
桜色との対照がまさに春なのだ。

目にも美しくて食べるのがもったいないが……などと逡巡することも
なく、塩漬けの葉っぱのままパクリとする。この店の生菓子は、くせ
とは無縁の味である。さっぱりとした餡が口の中ですーっと溶けてい
く……口の中で楚々とした様子は、和菓子ならではの味わいである。

《神保町のトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック