戦話§大相撲五月場所初日

一年六場所の大相撲本興行の中では、五月場所こそ一番気持ちのいい
気候の中の15日間であるのは間違いない。

電車を乗り継いで両国へ。隅田川の上からスカイツリーが見えたが、
1月に見た時よりずいぶん高くなった気がする。国技館に着いたのは
13時前で、いつもと似たような時間である。

相撲博物館では力士の場所入りの写真が展示されていたのでさくっと
見て、まっすぐに地下大広間の特製ちゃんこを食べに行く。今場所は
出羽海部屋のちゃんこなのだが、特に何がという変わったところのな
い“ごく普通のちゃんこ”で、やや薄味か。

席についたところで取組は三段目まで進んでいた。幕下で沸いた取組
は、小兵の古市が豪快な下手投げで琴弥山に勝った一番。幕下の一戦
には珍しく盛大な拍手が場内に響き渡った。

幕内で沸いたのは土佐豊と豊響の一番。土俵際で投げの打ち合いにな
り、物言いががついての結果は“ちょんまげの差”で土佐豊が初日を
飾ったのだ。

大関のうち、日馬富士は琴奨菊に、琴光喜は雅山にそれぞれ苦杯をな
めさせられた。新大関の把瑠都は、3階席にエストニアの大応援団が
陣取っての一番だったが、初日のプレッシャーを感じる時間もないま
まに白星。魁皇もまた一歩1000勝に近づいたのだった。

初日につき全体に淡泊な相撲だったということだが、それでもこれは
という相撲をいくつかでも見ることができて、気分よく国技館を後に
したのである。

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