ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 浄話§落語の『寝床』二種・・・

<<   作成日時 : 2010/05/23 22:45   >>

トラックバック 0 / コメント 0

落語でおなじみ『寝床』には異なる噺があるのだそうだ。

よく知られている『寝床』は文楽(八代目)のバージョン。粗筋は……

・・・義太夫に熱を上げている大店の旦那が、店の者や長屋の住人を
集めて義太夫を語るが、広間に集められた人間はみんな寝てしまう。
それを見た旦那は怒るのだが、何故か丁稚の定吉一人が泣いている。
「義太夫がわかるのは定吉、おまえだけだ」感心感心とほめたら……
「みんな寝てしまったおかげであたしの寝る場所がどこにもない」

……というサゲである。あるいは「そこがあたしの寝床なんです」と
いうサゲもある。これがお馴染みのバージョンで、志ん生(五代目)の
『寝床』の粗筋はこういうものである……

・・・誰も旦那の義太夫を誰も聴きたがらないが、とにかく聴かせた
がる旦那に、横丁のご隠居なら耳が遠いから大丈夫だろうと送り出し
たものの、あまりの義太夫のひどさに耳の遠いご隠居も逃げ出してし
まう。逃げられてはならじと見台を抱えて追いかける旦那。とうとう
蔵の中に逃げおおせたご隠居がひと安心しているとことに、追いつい
た旦那が高いところにある窓から義太夫を吹き込む……とうとうご隠
居は“義太熱”にかかって寝込んでしまう。

というナンセンスな仕立てになっているというのだが、残念ながら一
度も聴いたことがない。ただ、ちょっと調べてみたのだが、志ん生の
バージョンには上記の他に、蔵に逃げ込んだのは番頭で、散々義太夫
を吹き込まれたショックで失踪したとある。それでサゲが「いまあの
人は、ドイツにいる」という訳のわからない“いかにも志ん生”とい
うか何というか……なのである。

そういえば現実の世界にも『寝床』の旦那を彷彿とさせるような人が
存在して、ありがた迷惑ではなく“本当に迷惑”だったりするのだ。

【去年の今日】週話§気まぐれ週末〜五月場所千秋楽〜

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
     
浄話§落語の『寝床』二種・・・ ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる