鉄話§駅弁という存在

民放だが、毎週毎週各地の“駅弁”を取り上げるテレビ番組がある。
それを見ながら駅弁も微妙に様変わりしたように感じているところ。

番組を見ていてもそうだが、昔のように販売員が弁当を抱えてホーム
から車内の客に売って歩くという光景はほとんどなくなりつつあり、
メインは駅の売店で購入するというスタイルのように思われる。

それに何より、昨今はというかもう20年以上も前から、駅弁を取巻く
周辺環境が激変した。窓の開かない特急列車、どんどん短くなる乗車
時間。それに加えて、コンビニとかホカ弁屋のような店舗が駅近くに
あすのが当たり前のご時世なのだ。

それこそ乗車直前にホカ弁など調達すれば、列車内で温かい弁当が食
べられるのだ。人によっては冷たいご飯が苦手だったりとかあって、
そんなあたりは駅弁の泣きどころでもあった。

選択肢が拡がれば駅弁のシェアは縮小していくのは残念ながら道理で
ある。だから駅弁という呼称にこだわりつつ、例えばデパートの駅弁
大会のようなイベントなどは年々ヒートアップしているようで、その
様子はテレビのニュースなどで見ることができる。

そうした意味では、駅弁と旅情緒という関係は希薄になってしまった
ことに気づかざるを得ない。

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