懐話§昭和三十年代~ダイヤル式電話~

[承前]

我が実家に電話機が来たのは1970年。黒のダイヤル式だったが、その
一代だか前の黒電話は、重厚でエボナイトのような樹脂で作られてい
たと思うのだが……。

まずは、何を言っても“ダイヤル式”である。時代が平成へと移る以
前からプッシュボタン式の電話に移行していたから、二十代の人間は
ダイヤル電話を見てもわけがわからないのではなかろうか。

まさに“電話する”というだけの機能でしかないわけだが、30年ほど
前はそれだけで十分だったのだ。

我が家がプッシュ式に買い換えたのは80年代の半ばちょっと前のこと
で、その当時クラシックのチケットは電話予約が主流で、そのために
リダイヤル機能が付いたプッシュボタン式に換えた。その後しばらく
して留守電機能が搭載されたものに換えたが、ほどなくファックス搭
載の電話機がやってきて、現在のファックス電話機は二代目である。

もっとも、最近はファックスのやり取りもほとんど行われずで、せい
ぜい一年に2、3回あるかどうかという、その分ネットでのやり取り
に主力が移ったのは明らかなのだ。

昭和から平成になって数年足らずで、我が家にパソコンが導入され、
同時に電話線を通じてのモデムを使うことで、電話が単なる会話の道
具からデータのやり取りへと飛躍的な発展を遂げたのであった。
                            [続く]

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