決話§メルケル(ドイツ首相)は推進派

現ドイツ首相アンゲラ・メルケルは1954年生まれ。旧西独ハンブルク
に生まれ、直後に牧師の父や家族ともども旧東独に移った。その後大
学で物理学を専攻したのである。

東独崩壊後、キリスト教民主同盟(CDU)に入党し、その後党首から
首相の座についた。

……詳しい経歴は省くが、原発推進派である彼女は3・11をきっかけに
脱原発を目指した緑の党の躍進で方針転換を余儀なくされ、ドイツ国
内の原発を2022年までに廃止するという表明をしたのだ。

ドイツの国政はCDUなどから成っている大連立政権で、まだまだメ
ルケルは与党としての立場を堅持している。だが、春に実施された地
方選挙で緑の党が躍進し、バーデン・ビュルテンベルク州では緑の党
が州首相に就任するという状況となった。国民が選択し、それを政府
に実行させるというそういう声をドイツ国民は上げたのだった。

直接政権を奪取せずともドイツは脱原発へと大きく舵を切ることが決
まったのである。日本のマスコミはこぞって、原発推進国のフランス
から電気を輸入するからと書いているようだが、このリンクを見れば
ヨーロッパでは電力の輸出入が常態化していることが理解できる。

季節とか状況に応じてのギブアンドテイクということがわかるだろう
し、この図を見る限りドイツが輸出する電力のほうが多いこともわか
るのだ。

もちろん先々のヨーロッパ域内での状況がどのように変化していくの
かはわからない。だが、日本国内で喧伝されているのとはニュアンス
が大きく異なるように感じられるのは、相変わらず日本のマスコミも
大多数は原発依存から抜け出せていないということか。

今はテレビも新聞も、ニュースを見ようという気持ちが湧いてこない
のは、愚にもつかぬ政治ごっこと、出口の見えない東電の原発の事故
という虚しい状況ばかりだからなのだ。

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