燃話§脱原発へのロードマップ

それが退陣を表明しているといっても、政権基盤がガタガタであると
いっても、一国の総理大臣が“原発に依存しない将来の社会を”と表
明した……意味するところは大きい。

現総理は具体的な工程表といったものは示すことなく、いわば理念の
表明だけにとどまっているのは物足りなく不満ではあるが、おそらく
自民党政権下であったなら、そのような政策転換の表明などありよう
もなかっただろう。

いまだに原子力発電所という巨大な利権構造が存在しているのは、あ
ちらこちらからチラチラと見え隠れしていることからも理解できる。
玄海原発の立地している自治体の長の一族の企業への原発マネーが転
がり込んでいるという事実。

そうなると、安全宣言などはおざなりなものであると思わざるを得な
いし、九州電力が目論んだやらせメイルの悪質さなどは、もう既にし
て原発という存在が末期的な状況となりつつある、どん詰まりだとい
うことを証明しているではないか。

エネルギー政策がただちに大きく舵を切るわけでないことは十分に承
知しつつ、原子力に依存しない国の形を長いスパンで組み立てていか
なくてはならないのだ。

それは我々のような年長者にとっては、21世紀後半を担っていくであ
ろう、今は幼き者達に残せる唯一のことなのである。

【去年の今日】海話§もっともっと外向きに・・・

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