悔話§行方不明4830人

月曜日の朝日新聞朝刊第一面に出ていた8月7日現在の東日本大震災
における行方不明者の数である。

阪神淡路大震災の犠牲者がおよそ6400人で、これは地震で建物が崩壊
したことと、地震直後の火災による死者の数を合わせれば100%に
近いと言えるだろう。

ところが、今回3・11においては地震による死者数はおそらく3ケタの
範囲でしかなく、9割以上が津波に押し流されたりしての水死で、現
在に至ってもなお不明でいるということなのである。

今さら、海が津波がと怨んでみても、海で営々と生計を立てて暮らし
続けてきて、海からの恩恵を存分に受けてきた人達に、もっと海から
離れろとか、もっと高いところで暮らせ……などと言うことができた
だろうか……それは外側の人間の知った風な口の聞き方でしかない。
そんな後知恵などは何の意味も持つわけではないのだ。

ニュースで陸前高田の松原の松の木を京都五山の送り火に使うという
予定が、まさにいわれのない市民からの懸念で中止になったという、
そのことに対して市当局向けられて非難の声が上がっているというが
当然のことである。

いったい、どこの誰が放射線懸念など言い出したのかと。こういう報
道を見るたびに、表情が曇ってしまうのは自分だけだろうかと思う。

週末は旧盆なのである。

【去年の今日】涼話§冷やし中華~その安易なる帰結~

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