街話§J街通信[76]九段下ビル解体へ

先月から神保町から靖国神社に向かって俎橋の手前北側に建つ、通称
九段下ビルの解体工事が始まったようである。見たところでは覆いが
かかっているのみで本格的な工事はまだ始まっていないようである。

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九段下ビルと呼ばれているが、所在地の町名は神田神保町3丁目であ
る。確かに、神保町とはいっても専大前交差点を過ぎると神保町度は
希薄になって、代わりに九段下度が上がってくるような気がしないで
もない。表通りに古書店はおそらく一軒くらいしかなかったと思う。

1927年に完成した、その当時は同潤会アパートや聖橋などと並んで、
あの界隈のランドマークと呼ばれていた。それほどにモダンな建物は
戦災をくぐり抜け、満身創痍になりながら21世紀のこれまでを何とか
生き延びてきたのだ。そんな九段下ビルに引導を渡したのは、3・11の
震災だったようで、補修補修で生き延びてきたビルもとうとう最後の
時を迎えたのである。

喫茶店などが営業を続けてきたものの先月下旬には閉店し、入口のド
アに閉店のお知らせが貼られてあった。その日付は10月26日だった。

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