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zoom RSS 巴話§パリ管弦楽団〜NHK音楽祭〜[下]

<<   作成日時 : 2011/11/22 00:00   >>

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[承前]

大編成のメシアンが終わってピアノをステージ中央へと移動したり、
楽器編成の時間がひとしきりあってシューマンのピアノ協奏曲の態勢
ができあがった。

ダン・タイ・ソンのピアノは、どちらかというと小さなキャパシティ
の空間で聴くと彼の特質が現れるようで、静謐な音楽づくりとシュー
マンの音楽との間に微妙な乖離が感じられて、隔靴掻痒を覚えてしま
った。

パリ管も過不足なく合わせてはいるのだが、今ひとつしっくりきてく
れない……これまたもどかしさのようなものを感じた。あるいは巨大
空間の3階からという物理的バイアスのゆえだろうか。トランペット
の音色などにも少々の違和感を抱いてしまったのだ。

ダン・タイ・ソンが拍手に応えてアンコールとして演奏したショパン
のマズルカ Op.17-4こそが彼の本領ではないだろうか、ひそやかなシ
ョパンの表情が濃厚に(?)感じられたのである。

休憩後のペトルーシュカ(1947年版)は、いかにもパリ管らしい色彩と
お約束的に言ってしまうが、管楽器の彩りで輝かしさの増したストラ
ヴィンスキーのオーケストレーションが、おもちゃ箱をひっくり返し
た賑やかさそのままに再現されていた。個人技は管楽器だけでなく、
とりわけティンパニの活躍は眼を見張らされだのだ。

翌日、復習しようと我が家にある1911年原典版(これしかない)を聴い
たが、どこがどのように変わっているのかわからずに情けない思い。

オーケストラのアンコールはビゼーの『子供の遊び』から“舞踏会”
が疾風のように駆け抜けていった。一昨年シュターツカペレ・ドレス
デンがウェーバーの『オベロン』を演奏して絶品だったように、自家
薬籠とはこういうことなのだなあと、駆け抜けた後にため息を一つ。

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