児話§子役のお仕事

ポーニョポニョポニョを歌って人気だった子役の少女が、中学進学を
機に活動を一時(たぶん)休止するというニュースを見た。

しばしば、世に“天才子役”と言われて持て囃されることは珍しくも
なく、ポニョの後にはまた新しい存在が現れている。本人、あるいは
親の思惑とは無関係に子役の寿命は数年ほどしかないから、少しでも
見どころがあるとなれば、寄ってたかっての酷使状態になってしまう
のは珍しくもない。

大人の俳優、役者は10年とか20年のスパンで仕事をすることは可能だ
が“今”しかない子役は熟成されるようなことなどもあり得ないまま
に次々に循環しては去っていくという運命にあるのだ。当たり前のこ
とながら、一人の子役が10年も20年も活躍できることはあり得ないの
だ。

過去に天才子役と呼ばれ、その後俳優として大成した人として、高峰
秀子であるとか中山千夏のような存在を挙げることはできるが、こう
した人達であっても、子役から大人の俳優へと順調に移行できたわけ
ではなかっただろう。

歌舞伎の世界でも御曹司が子役をやったりするが、難しいのは子役が
終わって本役につけるまでが長期間になってしまうということで、そ
の間にくさってしまうこともなくなないのだろう。なにしろ40歳近く
なっても“花形”と呼ばれる世界なのである。二十代……何それ?な
のである。

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