節話§熊蟄穴~七十二候~大雪

大雪の次候“熊蟄穴(くまあなにこもる)”である。

このところ毎年のように、猪や熊が里に下りてきては人家を荒らした
り、人に危害を加えたりというニュースが報じられる。何年か前には
我が出身の中学校正門横の店に猪が飛び込んでというニュースを見て
驚いたのだった。

いくら田舎町の端とはいえ、我が中学校は民家が密集している位置に
あり、猪が棲息していると思しき山林は川を挟んだその先にあって、
猪が川を渡って人や車が行き来しているところまで進出してくるとは
思ってもいなかったのだ。

考えると、それほどに山の中の食料が乏しいということなのである。
そうでなければ誰が山を降りて川を渡り、人里に侵入してあれこれと
物色するものか……であろう。

というわけで先週末の天気模様を振り返ると、まずもって金曜日朝の
初雪であろう。外気温は3度ほどと真冬そのものであった。その後は
昼過ぎに晴れてきはしたものの、日中でも5度を越えるのがやっとと
いう一日なのだった。

話を無理矢理戻すと、熊の冬眠というのは少しばかりうらやましくも
あったりする。穴倉の中で半年近く活動せず、おそらくは半覚醒とで
もいう状態の中でまどろみ続けるという感覚を体験してみたいのだ。

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