凝話§2011年報道写真展~三越本店~

日曜日、新橋演舞場の松竹新喜劇がはねたのは14時30分頃。その足で
銀座の歩行者天国を抜け、日本橋の三越本店を目指した。途中、丸善
などで優雅にコーヒー休憩をしてみたなど。

日本橋を越えて本店に到着。エレベーターで7Fの2011年報道写真展
の会場に足を向けた。以前、新宿の小田急百貨店で開催していた時は
何回か行ったのだが、このところずいぶんとごぶさたしていたのだ。

……多くの人が集まった狭い会場で、何を言っても今年の報道写真の
中心となるのは東日本大震災にまつわる多くの写真なのだった。そん
な映像を見ながら、少なからぬ人々が眼を真っ赤にしている様子は、
過去に見た報道写真展にはなかったことである。

辛い過去だが見つめなくてはいけない、そうすることで我々の未来を
考える“よすが”になるのだという思いが会場に溢れかえっていたよ
うに感じた。

サッカーの日本男子が1月のアジアカップに、女子が7月のワールド
カップで優勝した、そんな写真ももちろん壁を飾ってはいたが、それ
ぞれ今年の出来事だったのかというほどに、今年の我々のタイムライ
ンは歪んでいたとしか思えなかったのだ。

地震の被害からの復興も緩やかとしか感じられず、東電原発から漏れ
出た放射線の処理の問題も我々の上に大きくのしかかっている。忘れ
ようにも忘れられない現実として、未来への負債を抱えてしまってい
るのである。

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