節話§雪下出麦~七十二候~冬至

冬至の末候“雪下出麦(ゆきわたりてむぎいずる)”である。そして太
陽暦の一年の始まりである。

このところほぼ毎年というもの快晴に恵まれた元旦を迎えているが、
さて今年はどうなるだろうか。関東地方の予報は曇りで、初日の出は
期待できないということのようだ。

地震と原発事故だった2011年。年末にはそれにまつわる様々な番組が
放送されたが、その中に原発から20km圏内で五代続いた米農家の人が
作付がとめられている米を育て、放射線測定するわずかな米を除いて
丹精したすべてを廃棄するという映像が印象的だった。

“誰かがやらねばならない。そうしなければここの米作りが終わる”
……収穫されても誰の口に入ることのない稲作の日々をどんな気持ち
で過ごしてきたか。

七十二候のテーマでは、あまり明るくない話は取り上げないつもりだ
ったが、必死になって自分達の土地を守ろうとするそんな地域が放射
線で汚染され住めるかどうかの瀬戸際という……今年は、これ以上の
汚染が日本の国土に広がらないことを祈りたい。

《七十二候のトピックス一覧》

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