換話§嘘を言って平気でいる人達

原子力発電所が安全であると、ここにきても言い続けていて恥じない
人の頭の構造を知りたいと思う。

“嘘”という行為が、いかに権威という存在の価値を貶めたか、まだ
気がつかないでいるというこの不思議。3・11このかた、政府、企業、
学者という権威が多くの人達から疑念の眼を向けられるようになって
久しい。

まずもって、東電福島原発が地震直後に爆発し、排気するためのベン
ト開放を地元にも伝えなかったという無責任では済まない秘密主義。
その後も、様々な局面で出さねばならぬ情報発信を遅らせてみたり、
ご都合主義に走るばかりでは、国民に“信じてください”と言っても
無理な話である。

もう20年前のバブル期、我々が住むニュータウンの西地域で開発、建
設された住宅・都市整備公団発注による大規模団地の多くに欠陥が見
つかり、その後長い交渉の時を経てようやく建て替えが実現したとい
うことがあった。

この時も、関係者は自分たちの責任をうやむやにしようということに
汲々としていたように感じられ、肝腎の住民に対するケアの“ケ”の
字もなかったことをよく覚えている。

本来とかそれ以前に。最も嘘を言うべきでない人達――何人も嘘をつ
っくべきでないのは当然のことだが
――が率先して嘘まみれになって
しまっているという悲しい現実が今日の日本なのだ。

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