罪話§人災だという事故調報告がやっと

東京電力福島第一原発事故を検証する国会事故調査委員会の最終報告
書で、昨年3月11日に起きた東日本大震災で被害を受けた福島第一が
人災と結論づけられのは、あまりにも当然過ぎることである。

東電、あるいは原子力保安院といった類が何の根拠もなく抱き続けて
きた“原子力発電所は安全”という意味もなく安易な思い込みに釘が
刺された。

東電の混乱と政府の混乱……いくら当事者が情報を隠そうとしても、
上手の手から水が漏れるごとくに、現実は否応もなく事実を知らしめ
てくるのだから、もっと腹を括って状況を公にするべきだったのに、
それまでそうであったように“由らしむべし知らしむべからず”の姿
勢を変えることができなかった当事者達だったのである。

今回の最終報告について、6日付のイギリス・タイムズ紙は「過ちは
日本が国全体で起こしたものではなく、個人が責任を負い、彼らの不
作為が罰せられるべきものだ。集団で責任を負う文化では問題を乗り
越えることはできない」と厳しく論評している。

去年も書いたような気がするが“一億総懺悔”という言葉に象徴され
るように、誰かが共同責任化させようと考えていて、それに倣うよう
な風潮を戒めているし、我々自身も戒めなくてはならないと思う。

今回の“再稼働”にあたっても、首相は「責任を取る」と軽々な発言
をしているが、何をどのように取るのか相変わらず具体的な説明など
ないままである。

要するに、これまでと同じ政治家の物言いでしかない。我々はそんな
物言いの一つ一つを検証し厳しい眼を向けていかなくてはならない!

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