鯵話§夏は冷や汁・・・

夏風邪が芳しくなかった月曜日、病院から戻ってきての昼ごはんは、
冷や汁を食べた。

たぶん、九州あたりが発祥だろうと思うが、要するに冷たい味噌汁を
温かいご飯にぶっかけてさらさら食べる、夏ならではのさっぱり食事
である。

まあ、昨日の残りの味噌汁をかけてもかまわないだろうが、一応の正
しい冷や汁はというと、味噌汁の出汁を焼いた干物をほぐして混ぜ込
み、冷蔵庫などで冷やしたところで胡瓜の千切り、刻み大葉、それに
手でくずした豆腐を入れ、盛ったご飯にたっぷりとかけてやるのだ。

その昔、普通に躾をしている家庭であったら、ご飯に味噌汁をかけて
などとは固く戒められていて、時折だが親の目を盗んでというのは、
自分だけではなかっただろう。

それが、大人になって親の目なや躾などクソ喰らえ!となったところ
に、大っぴらに汁かけ飯をどうぞというのは、不満がなきにしもあら
ずではないか。必死になって汁かけ飯はいけないんだ、いけないんだ
と自分自身を戒めていた、それがあっさりと解かれてしまったのだ。

だから今でも、冷や汁をかき込む時にはちょっとだけ後ろめたい思い
をしている……なーんて、そんなことはありませんよ。

【去年の今日】糸話§そういえば電話での私的会話は

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック