歳話§今から40年前~一浪決定~

40年前の3月下旬、健闘虚しく浪人が決定した。2月の私立大学入試
に始まり、当時の国立大学区分の一期校、二期校のうち第一志望の二
期校大学も不合格になり、予備校に通うため上京することになった。

一期校は最初から受けることもぜずだったが、度胸試しよろしく2月
中旬に受けた私立大入試の直前にはけっこうな風邪を引いてしまい、
見るも無残な惨敗という結果に終わったのである。

かくして18年半暮らした生まれ故郷を後にして(トンズラとも言う)、
花の東京に暮らすようになって、間もなく40年の月日が流れるのだ。

三十代の後半に、田舎町に暮らしたのと同じ年月を東京で暮らしたの
だと気がついた、その後田舎町の倍を月日暮らすまでの時間はあっと
いう間でしかなかった。

年に一度程度は帰っていた田舎町には、父が死んだ2006年以来疎遠に
なってしまっている。つい先日、グーグル・ストリートビューで我が
町を見ることができるようになったので、あちらこちらと昔なじみの
道を辿ってみたのだ。

そのうちに、表通りからかつての我が家が見える場所に行き着いて見
たら、新しい家が建っていた。父親の一周忌のために帰郷した時には
更地になっていた。そうして数年、家が建つのはあたりまえである。

【去年の今日】板話§中村座三月大歌舞伎夜の部[下]

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