連話§ワタシの酒肴[71]機内食の怪~

[承前]

何度がっかりさせられても、乗るたびに期待させられてしまうという
不思議な存在が機内食である。

下は、今月と来月のルフトハンザ・エコノミークラス成田発便で最初
に出される食事。

【前菜】スモークサーモン、マカロニサラダ、ヤングコーン、オリーブ、パセリ、沢庵巻き寿司、きゅうり漬け巻き寿司、甘酢生姜

【主菜】牛有馬山椒煮、御飯 または 鶏胸肉のソテー、マッシュルームクリームソース

【デザート】新鮮な果物


……事前に配られるメニューの文字を追っている限りでは、なかなか
うまそうではないかなどと期待に胸を躍らさせて、食前酒のゼクトを
ちびちび呑みながら配膳を待つのであるが。

↓写真はイメージです
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こうして実物が眼の前に置かれたとたんに“ああ……やっぱり orz”
と、ここにきて過去の苦い経験を思い出すのである。特に主菜は当た
り外れの幅が大きく、すべてが残念な酒の肴としてゼクトやワイン、
ビールとともに流し込まれる運命にある。

↓左がビジネス、右がファーストの食事
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数こそ少ないものの、ビジネスクラスへのアップグレードを経験した
身としては、胸を張って「ビジネスの飯はうまかったぜ!」と喧伝し
たいところだが、食器類こそ陶器であるという以外、味が格段に上等
であるなどということはなく、これもまた少しだけ上等になった酒類
――シャンパンとか銘柄ワインとか――の酒肴に留まる宿命だった。

それで、以前書いたように、機内食などというものは“ホカ弁”みた
いなものを出してくれればそれで十分で、変な芸当をした揚句の失敗
作を食わされるよりはましなのである。
                            [続く]
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