週話§土曜雑感~九月花形歌舞伎~

夜の部の演目は、新作の『陰陽師』である。年に1本や2本の新作を
歌舞伎座で上演しても罰は当たるまいと思うのだが、そこは興行であ
るから、なかなか冒険はできずにリスクを回避するということか。

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前にも書いたことだが、今の時代に残って頻繁に上演されている作品
は“その当時の新作”で、夥しい新作が上演された中から、辛うじて
生き残った作品なのだ。

だから歩留まりなど考えていたら、新作など生まれようもないのだ。
江戸時代であれ、明治期であれ、月々の興行ごとに新作が舞台にかけ
られては消えていったり残ったりの繰り返しだったと想像できる。

既に歌舞伎が、過去の遺産で食い繋いでいるという厳しい言い方にも
耳を傾けなくてはならないだろう。

当日の感想はこちらに。

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