悼話§中村勘三郎一周忌~12月5日~

もう、一年が経ってしまったのか……中村勘三郎一周忌の日である。

2012年12月5日朝7時前、目覚めていつものようにパソコンの電源を
入れてブラウザーを開けると最初に出るのはニュースのページ。そこ
勘三郎逝去の文字を見て呆然とし、一気に体が脱力してしまった。

年に2けた回数の歌舞伎観劇をするようになってちょうど10年という
区切りの年、観続ける数を重ね、年齢も近く、まさに役者盛りの中村
屋が舞台からいなくなってしまった……その喪失感はなまなかなこと
で埋め合わせができるものではない。

あと一年元気でいてくれれば新しい歌舞伎座柿落としの舞台に立てた
ではないか、孫の七緒八と『お祭り』ができたではないか……などと
所詮は叶わなかったあれこれを意味もなく想像した一年でもあったよ
うな気がする。

歌舞伎の世界は、勘三郎だけでなく、どの役者が欠けても大きな損失
となり得るところで、余人を以って代え難いとはまさにこれなのだ。

今日12月5日の一周忌に合わせて、こんな本が発行される。どんな中
身であるものか、読んでみようと思っている。

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この先も歌舞伎を観たり、あるいは自分自身を振り返ったりする……
そんな節々に彼のことを思い出すことだろう。

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