播話§陰口はそよ風のように・・・

『陰口はそよ風のように』は、ロッシーニのオペラ『セヴィリアの理
髪師』第一幕でドン・バジリオが歌うアリアのタイトルである。

↓歌っているのはバスバリトンのルッジェロ・ライモンディ


という陰口や噂の類には、とんと縁がない。なぜかはわからないが、
我が身を回避していくことがほとんどで、ずいぶん後になって知ると
いうことばかりなのだ。

まあ、基本的に噂やら陰口が好きではないので、そういう人間を察知
してスルーしていってしまうのかもしれない。それならそれで一向に
かまわないし、気になるわけでもない。

それでも、ごくたまに「……なんですよ。これ、内緒の話ね」とひそ
ひそ声で何やら吹き込まれることがあったりする。おやおやどうした
風の吹き回しと思いながら“内緒の話ね”と付いた時点で、自分の中
にしまい込んで封印してしまう。

あるいは、話をした主は噂を広めたいがゆえに話しているのかもしれ
ず、それなのにこちとらが封印することで、あてがはずれてしまうと
いうことだろうか。そうすると次に噂話が回ってくるのは、遠い先の
ことになるのである。

実は、世間の暗黙の了解は噂を広めるということで“内緒の話ね”と
いう一言は、話すなということではなく“内緒の話として広めてね”
というメッセージではないかと想像しちゃったのだ。

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