ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 経話§アバドとベーム〜八十歳〜

<<   作成日時 : 2014/02/27 00:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0

先月80歳で亡くなった、クラウディオ・アバド最後の録音と思われる
CDを聴いた。

マルタ・アルゲリッチのピアノ独奏で、モーツァルトのピアノ協奏曲
第20番と第25番。ルツェルン音楽祭におけるライブ録音である。

画像

モーツァルト管弦楽団のすっきりとしたシェイプされた音色は、アバ
ドの賜物なんだろうなと思いながら、彼に“老成”という言葉があり
得なかったことに気がつく。

ベームの実演を初めて聴いたのは1977年で彼が83歳の時だった。ウィ
ーン・フィルを指揮したベートーヴェンの6番と5番の交響曲だった
が、いわゆる“伝統的なドイツ音楽”の重厚さを具現化した演奏で、
その印象をもってベームが老境にあったからと言い切っていいものか
どうかではある。

もちろん、ベーム五十代、六十代の頃の演奏は、十分にテンポ感があ
って、峻烈な音楽を聴かせていたりしていたのだが。

そうなると、同年齢だったからということが、どれほど音楽に反映さ
れるものなのか……単純に個々の芸風が大きく影響していると考える
ほうがいいものかどうか。

それにしても、ベームとアバドのレパートリーが意外なほどに重なり
合っているのだということにも気がついたりして、驚くことしきり。

そうした中にカラヤンを放り込んでみると、自分自身が老境にあって
も、そうであることを意識的にか無意識にか排斥した音楽づくりをや
っていたように想像できそうなのである。

音楽は、その人その人の生き方の反映であるということが、アバドの
死を通じておぼろげに理解できたようだ。

《クラシックのトピックス一覧》

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
     
経話§アバドとベーム〜八十歳〜 ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる