蹴話§ラグビー日本選手権準決勝

時折小雨がぱらついた暗い土曜日、駒沢オリンピック公園陸上競技場
で、ラグビー日本選手権準決勝の神戸製鋼対パナソニックの一戦を観
てきた。

観戦するのは初めての駒沢は、渋谷から田園都市線に乗って3駅目の
駒沢大学駅で降りて歩くこと10分。緑豊かで落ち着いた環境にある。

14時過ぎにキックオフ……終わってみれば46対5でパナソニックの圧
勝という試合なのだった。神戸製鋼の得点は前半の1トライ5点のみ
とは、あまりにも寂しいものが。

試合内容もまた得点差に表れているごとくで、ボールの支配率にして
も、試合運びにしても、パナソニックが安定してコントロールしてい
たのである。

要であるスクラムハーフの田中史朗は、トップリーグ決勝後にニュー
ジーランドのスーパーラグビーに参加するためチームから離れてしま
ったが、イーリニコラスがその穴をしっかり埋めていたのだ。

神戸製鋼の数少ないチャンスも、ボールを前に落としてしまうノック
オンによって断ち切られ、いいところを見せられないままにノーサイ
ドの笛を聞くことになってしまった。

20年ほど前、5連覇を成し遂げた時のような圧倒的パワーは影を潜め
て、なにがなしスケールも小さくまとまってしまったと感じたのは、
あながち間違っているとは言えまい。

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それにしても、1964年の東京オリンピックにおいて主会場の一つだっ
た駒沢だが、中央広場を挟んだ陸上競技場と屋内体育館が建つ様は、
古びることのない、何とも美しく心安らかなデザインであることかと
50年の年月を思いつつ帰途に着いたのだ。

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