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zoom RSS 懐話§昭和三十年代〜お地蔵様〜

<<   作成日時 : 2014/07/24 00:00   >>

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[承前]

正式には“日限地蔵尊観音院”なのだが、誰ひとりとして正式名称を
呼ぶことなく“お地蔵様”と呼んで親しまれている……そんな小さな
お寺が生まれ故郷の通学区域の中にある。

親しまれる理由は至極単純で、毎月24日が縁日で参道に屋台が立ち並
ぶという、プチ祭りがあるからなのだ。

平日だったら学校が終わってから、休日にあたっていれば昼過ぎに、
数十円程度の小遣いを握りしめていそいそと向かうのである。屋台が
目当てとはいっても、そこは昭和の子だから、まずはお参りをして、
お賽銭を投げ入れ、そうして屋台の吟味に入るのである。

毎度毎度目新しい屋台など並んでいるわけではない、セルロイドのお
面の横には、樟脳で走る小船にハッカパイプ……さすがにお面を買う
などということはしないし、ハッカパイプも半年に一回くらい。樟脳
の船は、燃料の樟脳をうまくつぶして後尾につけられなくなって挫折
という、まあそんなことの繰り返しだった。

そうしてみると、どうやらおもちゃの類を買ったりはしていなかった
ようで、おやつ代わりの焼きそばを買って夕食までの空腹を合法的に
補っていたというのが、お地蔵様の活用方法だったのかもしれない。

そんなお地蔵様詣でをしていたのは小学校までで、登下校の経路直近
にあったお地蔵様にはすっかり足が遠のいてしまった。それにしても
数十年経った今なお、縁日参拝が盛んだということに感心するのだ。
                            [続く]

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