街話§神保巷塵[6]神田天丼家である

[承前]

神田天丼家で昼飯を食べるのは月に1回か2回。12時近くなると数人
待ちがデフォルト状態になるので、11時半頃には店に入ってしまう。

画像

白木のカウンターに8つの椅子。席につくと濃いめのお茶が供され、
天麩羅の揚がりを待つ。600円の天丼の中身はというと、えび、い
か、きす、かぼちゃ、海苔。これに味噌汁がついてくる。

画像

というわけで昨日の昼前、久々の天丼家で食べてきた。安心の定番と
でも言ったらいいかどうか、胡麻油で揚げられた天麩羅は香ばしく、
そしてクリスピー。やや固めに炊かれたご飯に生姜風味の辛口醤油タ
レがマッチして、食欲もいやましに増進するのだ。

どのネタから食べ始めるのかは、もう長いこと固定化されていて、最
初にかぼちゃを食べてしまう。それから、いかときすを交互に食べ進
み、その2つが片付いたところでえびを食べる。……600円という
お値打ち価格なので、えびは小ぶりだけれども、十分に甘みもある。

で、最後の最後に海苔の天麩羅で残ったご飯をかき込む。実は、この
海苔の天麩羅があなどれないうまさで、あと2枚くらいあってもいい
のになあとも思ったりする。で、ワカメと極小に切った豆腐の味噌汁
を飲み干し、苦いお茶で口をすすいでごちそうさま。ポケットに用意
していた600円をカウンターに置き、満足の体で店を出るのだ。
                            [続く]

《神保町のトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック