街話§神保巷塵[15]整骨院顛末之記

[承前]

ちょっとしたタイミングで、膝の腱に隠し持っていた古傷を軽く傷め
てしまった。ちょっと痛みがあるなあ……と思い、会社の行き帰りに
便利そうな整骨院を探していたら、何とも手頃な場所で開業している
のを見つけて飛び込んだ。謳い文句に“骨をぼきぼきと動かさない”
というところも、気に入った理由の一つだったりする。

というわけで、さっそくに施術してもらう……後で知ったことだが、
この整骨院の方針は“筋膜を緩める”ということで、患部周辺をひた
すら押すことで、関節の負担を和らげ、傷んだ場所の炎症を鎮静させ
ていくというもののようだった。

というわけで3回ほど通院したところ、膝の症状がかなり改善した。
日常、人間の体というのはあれこれ無理をしていても気がつかないで
過ごしてしまっている。今回通った整骨院は、そういったところを探
し出して矯正してくれるのである。

だから、施術しながら確かめると症状が緩和されたり、痛みが戻って
きたりということが繰り返されて、その間に少しずつ回復が為されて
いるという……そんな治療を受けたのだった。世の中には、自分の知
らない様々な手法が存在していることにしみじみ感心したのだった。
                            [続く]

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