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zoom RSS 布話§ヤルヴィ&ドイツ・カンマー[U]

<<   作成日時 : 2014/12/16 00:00   >>

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[承前]

20分の休憩があって、この日のメインである交響曲第2番が演奏され
た。東京で4回行われたコンサート中、一番聴きたかった曲である。

今回のブラームスは、前回のシューマンほどには細かくいじれなかっ
たのか……それは作曲家個々の芸風の問題なのかどうか……なのだ。

もちろん一つのフレーズの中でも、細かいニュアンス付けは行われ、
ありがちな演奏では埋もれてしまって聴き取れない楽器が強調されて
いて“ああ、こういう音楽だったのか”と思わせるところがあちこち
にあったのだけれど、さらにもっとまでいかなかたのは、ブラームス
が作曲した音楽の構造に隙がないからなんだろうな。

という贅沢な文句を言ってはみたけれど、ヤルヴィーが、ぎりぎりと
オーケストラを煽りまくり、オーケストラも“それならこうだ!”と
崖っぷちで踏ん張って火事場の馬鹿力のごとく、切れば血の吹き出る
ような新鮮な音楽を展開してみせたのだ。

楽章としておもしろかったのは3楽章。普通の演奏だったら、あれっ
と思う間もなく終楽章に突入する、2楽章との繋ぎのように扱われか
ねない音楽が、かくも魅力的な音だらけだったとは……眼から鱗とは
まさにこのこと。

期待していた終楽章は、もちろんすばらしかったのだけれど、ちょっ
と勢い余ったような感じで突っ走った結果、ヤルヴィも抑え切れなか
った、ある種の“ドシャメシャ感”満点で、ああっという間に終わっ
てしまった気がする。

アンコールはハンガリア舞曲から3番と5番が演奏された。5番の音
楽が鳴り始めた瞬間に、音楽に交じって客席からのどよめきのような
ものも聞えてきたのには笑った。演奏はもちろん、パーヴォ・ヤルヴ
ィ&ドイツ・カンマーフィルのそれ。

オケ・メンバーがいなくなったところでヤルヴィの“一般参賀”があ
った。この組み合わせは確実にファンを増やしているのだ。
                            [続く]

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