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zoom RSS 雅話§百人一首考[14]〜みちのくの〜

<<   作成日時 : 2015/03/16 00:00   >>

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[承前]

河原左大臣(かわらのさだいじん)

陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに
乱れそめにし われならなくに


ネジバナがもじずりのことだと知ったのは、尾瀬の山小屋でアルバイ
トを始めた最初の年のことである。

画像

なるほど可憐な花だなと思った。尾瀬といえば水芭蕉やニッコウキス
ゲばかりが有名だけれど、それ以外にも小ぶりな花の種類も多くて、
ネジバナもその一つである。もっとも、高山植物というわけではない
から、東京郊外で見かけることも珍しくはない。

「しのぶもぢずり」は花の意味ではなく、捩れたような紋様の染め方
のことで、あれこれ検索して調べてみて“それらしき”ものは見つけ
たが、実はよくわからないままである。福島市には、文知摺観音なる
寺があって、その文知摺石を使って何やら染めるというところまでは
わかった。

でまあ「しのぶもぢずり染のように乱れまくった心持になったのは、
誰のせいだと思ってるんだよ!」という、恋にはまりこんでしまった
河原左大臣(源融)くんなのである。

恋する心の奥底は、今昔に関係なく悩ましいものであるのは言うまで
もないという……それこそが変わらないファイナルアンサーなのだ。
                            [続く]

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