雅話§百人一首考[18]~すみのえの~

[承前]

藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)

住の江の 岸による波 よるさへや
夢の通ひ路 人めよくらむ


さてさて、とうとうやってきましたよ……どうにも、記憶ファイルに
収録されていない一首が。

この歌をもとに何を書こうかと考えたが、うんともすんとも出てこな
いので、しかたがないので大阪市住之江区付近の地図を眺めてみた。

ううむ、大阪市の海岸沿い南端で堺市と境界を接しているのであるか
住之江は。それで地図をクローズアップしていくと……住之江の競艇
場が見えてきた。で、競艇場と呼ばずに“ボートレース住之江”なる
名称のようなのだ。

我が生まれ故郷の隣である、笠懸村に競艇場があって、我が市と競艇
を共催していた。20世紀の終わり頃までは、競艇のテラ銭でずいぶん
と潤った我が市と笠懸村だったが、ご多聞に漏れずのギャンブル斜陽
を迎えた結果、我が町は競艇の開催を手放してしまったのである。

そんな時期とリンクして平成の市町村大合併があり、我が市と笠懸村
も合併協議が行われたのだが、結果は不調に終わってしまった。

結局、我が市は他の町を挟んだ2つの村と合併をするはめになって、
かくのごとくの飛び地自治体になったのである。

苦しい……百人一首考などには、まったくなっていないではないか。
                            [続く]

《百人一首のトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック