悼話§中村小山三さん(歌舞伎・中村屋!)

中村屋の最長老にして歌舞伎界のまさに生き字引である中村小山三
桜散る4月6日に逝去した。享年九十四

最後に観た舞台姿は、去年8月の納涼歌舞伎第三部『怪談乳房榎』で
茶店の女お菊だった。十月大歌舞伎の昼の部にも出演していた小山三
だったが、それは観ていない。

十七代目が“自分が死んだ時は、小山三を棺桶に入れてくれ”と言っ
ていたほどに信頼していたわけだが、十八代目も見送ることになって
しまった。

そして現・勘九郎長男の七緒八まで、中村屋四代に仕えたとは何とも
見事な役者人生である。

お迎えが早いか遅いかの違いはあれど、人間……いつかはこの世から
いなくなってしまうわけで、そんな中にあって94歳という年齢まで自
分の生をまっとうしたのはうらやましいことだと、しみじみ思った。

合掌

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