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zoom RSS 懐話§尾瀬草紅葉[18]さよなら尾瀬ヶ原

<<   作成日時 : 2015/11/13 00:00   >>

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[承前]

早々と朝食を済ませ、6時半には下田代十字路の尾瀬小屋に別れを告
げた。この日は裏燧林道を御池まで歩き、そこで沼山峠からのバスを
待ち構えて檜枝岐に向かうのである。歩行時間は3時間ほどの心づも
りだが、膝靭帯の状態を考えて30分ほど余裕を持たせることにした。

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そうすれば、途中少しゆっくりして写真を撮ったり風景を眼に焼き付
けることもできるだろうと思ったのだ……6時半から裏燧林道を御池
に向けて歩く人間など、我が身以外に一人もおらず、歩き始めて一時
間はまったくの独り旅である。歩き始めて数分、尾瀬ヶ原に陽は当た
りだしたが、至仏山はまだ当たっていない。

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惜しみ惜しみ木道を歩いていくと、景鶴山と手前の小山、原が三段紅
葉になりはじめているようだった。10月上旬にはさぞやと思わせる。

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振り返れば六兵衛堀の拠水林が整列して手を振っているように見えた
のは感傷的だけれど、何せ25年ぶりの尾瀬行だったから、そこはね。

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歩き始めて10分、至仏山に陽が当たり、たおやかな山容がくっきりと
浮かび上がってきた。山頂に向かって真っすぐに伸びる登山道もよく
見渡せるが、この膝の状態では登りきることはむずかしいだろう。

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尾瀬ヶ原最北端の赤田代付近からの至仏山は、もう手前の山に隠され
そうになっている。温泉小屋が近づいてくれば至仏山ともお別れだ。

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赤田代の湿原の先のほうで、動物がガサゴソと動く音が聞こえ、一瞬
身構えたが、鹿だったと思われる。そして裏燧林道へと分け入った。
しばしはブナ林の中を淡々と歩くことになり、ラスト一時間のお楽し
みまでは、ひたすら忍の歩行が続くのである。
                            [続く]

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