顧話§今日の歴史~CDの普及はじめ~

1983年3月2日、CDとCDプレイヤーが全世界で発売開始。

CDが発売されて30年を超え、時代は既にCDではなくネット配信で
楽曲を購入する時代になろうとしている。

CDとプレイヤーを買ったのは1985年のことだったと記憶していて、
その時は1枚が3000円という高額なもので、LPが2000円程度で買え
たことを考えるとかなり割高と感じられた。

我が家はクラシック中心に聴いているから、長時間再生できるCDは
ありがたい存在で徐々に枚数が増えていったのは当然のことである。

CDの再生時間を決めるにあたってヘルベルト・フォン・カラヤンが
“ベートーヴェンの第九を1枚に収めること”と言って約74分になっ
たのは有名な話だが、我々にとってはワーグナーの作品を聴く時に、
しみじみとCDの長時間再生に感謝するのだ。

全曲通して2時間半ほどかかる『ラインの黄金』は2枚で収まるし、
『タンホイザー』や『ローエングリン』も一幕1枚の3枚で済むとい
う、そのおかげでLPのようにいちいち盤を返さなくてはという煩わ
しさからも解放されたのである。

もちろん欲を言えばきりはなく、ラインの黄金が1枚で再生できれば
いいのにとも思ったりしたが、そんなこともパソコンにCDデータを
落とし、iPodを使えば連続再生できるという方法も覚えた。そうして
音楽のデータ化はいよいよ進んでいったのだ。

日本人は“形で持つ”ことが好きらしくて、いまだにCDを買う人が
大勢のようだが、最初に書いたようにネット配信の購入比率が逆転す
るのはいつのことになるのだろう。

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