再話§アンコールの夜~「朗読の夜」#8~

ちょっと縁あって“KAKUTA”という小劇団系のお芝居を観てきた……
先週火曜日の13時開演で、錦糸町からちょっと歩いてスカイツリーが
間近に見えるすみだぱーくスタジオ倉という小さな劇場である。

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一連の公演は『男を読む。』『女を読む。』『猫を読む。』という、
それぞれ2時間ほどのユニットになっていて、この日に観たのは『男
を読む。』だった。

桐野夏生『井戸川さんについて』に始まり、いしいしんじ『天使はジ
ェット気流に乗って』と最後に朱川湊人『昨日公園』という3つの短
編小説を、俳優が朗読する傍らで芝居が行われるのだ。

その3作の間に、オリジナルストーリー『男を読む。』と題された短
い劇が挟まっているのだが、冒頭で『男を読む。』が始まった時は、
本編だとばかり思ってしまった。劇が進行するにしたがって、それが
オリジナルストーリーで、いわば“間狂言”として上演されているこ
とに気がついたのだが、少々紛らわしと感じた。

3つの本編は、どれも原作がしっかりしているから作劇しやすかった
ようで、まったくの白紙状態から観ても楽しく観ることができたので
ある。

舞台上で朗読をすることで、物語の骨格がしっかり形づくられるから
観客にとっても理解しやすい芝居になっていた。時に朗読が義太夫語
りのような役割をはたすことで、朗読が演技を“指示”するようにも
感じられたのが興味深かった。

というわけで15時過ぎに終演。再び総武緩行線に乗って新宿へ。京王
線を乗り継いで17時過ぎには自宅着……軽くパンなどを詰め込んで、
18時過ぎに車で鶴川へ。本日第二の現場は次回に。
                            [続く]

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