移話§紅花栄~七十二候~小満

小満の次候“紅花栄(べにばなさく)”である。

5月も最後の候となった。我が家の周辺も梅や桃に始まり、コブシの
白い花、満開の桜を経て、ハナミズキが咲きこぼれ、とうとうツツジ
の盛りも過ぎ往きぬである。

一年の季節の営みも、あっという間に半年近くが経ってしまい、この
先には間違いなく暑い暑い夏が待っているのだ。

一年七十二候を綴るようになって数年。月にすれば5回か6回、数日
ごとに季節が変化していくわけで、そんなアナログ的な移ろいを、東
アジアの人たちが、それぞれの候に命名して愛でるようになったのは
さていつの頃のことだったのだろうか。

我が身にしてみると、一年七十二もの季節の移り変わりを感じ取るほ
どの繊細な感性などは残念ながら持ち合わせておらず、せいぜいは、
眼に見え、耳に聞こえ、肌で直接に感じる時節のいくばくかを、我が
ものとして受け留めているに過ぎないのである。

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