移話§梅子黄~七十二候~芒種

芒種の末候“梅子黄(うめのみきばむ)”である。

芒種が終わると次は夏至である。じたばたしても暑い夏はやって来る
から、暑さをやり過ごす方策を施して日々を送っていかねばならぬ。

日一日と夏らしい世間になっていくようで、木々の緑は既に真夏の色
になってしまったようだが、これはかなり残念なこと。桜が満開を誇
るのと同様に、若葉の匂い立つような明るい緑は、何にも代えがたい
心地よさを我々に与えてくれる。

だから夏の盛りの緑の葉は、既に老いた緑と感じられ、こうして季節
は容赦なく移ろっていく事実をまざまざと知らしめるのだ。

だが今の緑は、壮年を前にした……辛うじて若さの片鱗が残っている
そんな色なのだ。4月半ばに若葉が芽吹いて2か月余、我が家の周囲
の樹木は、夏の緑を謳歌している最中である。

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